「できない、できない、できない・・・・・
みんなはできるのに私はできない。
みんなは逆さまなのに私だけ?」
そう思いながら私は組み体操をやっていた。
そう、「補助倒立」ができない。
○○が、
「がんばれ!」
と言っているけれども、いっこうに「補助倒立」ができなかった。
「ただいま。」
「・・・・・・・・・・・・・」
やっぱりだれもいない。
カチャ。ピポパポ。
いつもの電話をして、いつものようにお母さんの帰りを待っていた。
ガチャ。
「ただいま。」
「おかえり。今日も楽しかったけど、『補助倒立』ができないんだよね。」
「え? できないの?」
と言うことで、私の「補助倒立」の練習が始まった。
いつやっても、ドタンバタン。まるで象が近所を行進しているみたいに、大きな音がした。
「ママじゃあんまり教えられないから、パパに教えてもらって。」
と私は後回し。
私はしかたがないからバイオリンをやっていた。
ガチャ。
「ただいま。」
「あ、おかえり。あのさあ、『補助倒立』ってやつ、学校で一人だけできないんだけど。」
「ん。じゃあ、ちょっとついてきて。」
お父さんはここでもやはり、「ん。」と言った。「ん。」は、私とお父さんの口ぐせになっている。
ところで、私とお父さんは押し入れの壁でとっくん中。
見本をみせてくれるものの、
「ドタン バタン ドタン バタン」
お母さんに、
「もう、うるさいからやめなさい。」
と言われたため、今日は終わりにすることにした。
次の日。
今日もまた、組み体操がある。今日は3人技があるため、なおさら私は大変だった。
休み時間、○○が、
「やってみ。」
と言った。私も言われたとおりにやった。昨日より足が上がったが、まだカンペキな「補助倒立」ではなかった。
「ピッ。」
みんなは、逆さまだ。でも私はやっぱり四つんばい。
いつになったらできるのだろう。私はくやしさと不安を抱えながら3人技をやっている。
2010年3月30日火曜日
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これも、おもしろい!
返信削除自分をネタにして笑いを取れるのだから、大したもんです。