2010年4月2日金曜日

美樹~3~

 私は美樹。私は、顔を見れば 住所 氏名 誕生日 血液型 家族こうせい その家族の名前 とくちょうなどがわかる。そして、月日、場所を思い浮かべれば簡単にその家の中がわかる。それだけではない。目を見れば思っていることもわかる。
 その力のせいで私は苦労してきた。
 ―7才のころ―
 親友に、なゆという子がいた。
「なゆっ。」
 そしてなゆの目を見た。すると・・・。
『あ~もうっっめんど~い!なんでこんなやつの相手なんてしなきゃいけなんだし!』という心の声が聞こえた。
 それ以来、最初に書いたようなことができるようになった。うれしくなんかない。
「はあ。」
 私の家族は百合(ゆり)姉ちゃんと奈久留(なくる)お姉ちゃん、そして妹が優奈(ゆうな)と優香(ゆうか)の5人家族。
 両親は、なんか海外をてんてんとしていて、連絡もつかないので姉二人の収入で生きている。年齢は百合=27才 奈久留=25才 私(美樹)=15才 優奈、優香(双子)=11才。姉二人は大学を出ている。
―学校―
 ドンッ
「あっ。ごめんなさい。」
しょうとつしてしまった。名札には3-Bとある。私も3-Bだが知らない。
 杉崎真由 5/5生まれ A型 今日転校してきた・・・
「あの、あなたは・・・」
「私?私は美樹よ。」
「あの・・・校内を案内してくれますか?」
「あ、うん。いいわよ。」
真由はくるくるした茶ぱつをピンクのリボンで2つにまとめた子だ。
「えっと、ここが音楽室よ。」
「あの・・・」
真由が言った。
「美樹さんって、何かなやんでるって顔されてますよね・・・。何かあるんですか?人には言えないヒミツなど・・・。」
私はすべてを話した。すると、
「へえ、そうなんですか。えらいですね。」
「!?」
「だって、その力で人を救われているんでしょう?」
そんなふうに考えたことなかった。そんな・・・・・・・・・・
「私が最初の友達ですね。」
そんなふうに言われたのは初めてだった。
「今のこと・・・ヒミツにしてくれる?」
「ええ」
きっと…バラすだろうけど・・・いちおう約束した。
 -放課後―
「やめてっ」
真由の声!!
「あんた美樹となに話してんの?おしえろ!」
「いやよ。美樹ちゃんは大切な友だちなんだもん!!」
大切な友だち・・・初めてそう言われた。
「やめてっ」
私は思わずさけんでしまった。
「『美樹と仲良くなりたい。真由がうらやましい・・・。』これであってるかしら?」
私は真由をせめてた人の心を読んだ。
「っっっ!?」
その子はにげていった。
「ありがとう。」
私は真由にむかってお礼を言った。

                    -おわりー

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